ID / TER0000002

ミニチュア・シュナウザー
[お迎え済み]

検査結果
A+
性別
メス
毛色
ブラックアンドシルバー
誕生日
2018.4.24
ブリーダー
検査日
2018.7.19

検査結果概要

先天性遺伝子疾患
高尿酸尿症
クリア
第7因子欠乏症
クリア
先天性筋強直症
クリア

遺伝的リスク傾向

事前に検査した項目のうち、遺伝的特徴に関わる項目の検査結果を図表で表示しています。

※Pontelyでは、科学的根拠が十分と判断した項目のみ検査しています。

標 準
ややなりやすい 傾向
なりやすい 傾向
神経 神経
ミニチュア・シュナウザーでは、
現在、神経に関する先天性遺伝子疾患は研究中です。
Pontelyでは、検査可能となりましたら、適宜項目を追加していきます。
目
<おすすめ検査項目>
進行性網膜委縮症(PRA)-PRCD
骨格 骨格
ミニチュア・シュナウザーでは、
現在、骨格に関する先天性遺伝子疾患は研究中です。
Pontelyでは、検査可能となりましたら、適宜項目を追加していきます。
皮膚 皮膚
ミニチュア・シュナウザーでは、
現在、皮膚に関する先天性遺伝子疾患は研究中です。
Pontelyでは、検査可能となりましたら、適宜項目を追加していきます。
その他 その他
高尿酸尿症
第7因子欠乏症
先天性筋強直症

遺伝的リスク詳細

  • 高尿酸尿症
  • 第7因子欠乏症
  • 先天性筋強直症
高尿酸尿症
遺伝子名
判定結果となりやすさ
コメント
SLC2A9
クリア
標準
キャリア
標準
アフェクテッド
ややなりやすい
SLC2A9遺伝子がクリアのワンちゃんについては、SLC2A9起因による高尿酸尿症は発症しないとされています。
コメント
SLC2A9遺伝子がクリアのワンちゃんについては、SLC2A9起因による高尿酸尿症は発症しないとされています。
概要
尿中に尿酸が過剰に排泄されてしまう病気です。尿中の尿酸は結石症の原因となるため、罹患犬では腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石の発症リスクが上がります。ヒトとは異なり、通常、痛風にはなりません。どの犬種でも発生する可能性がありますが、ダルメシアン、ブルドッグ、ブラック・ロシアンテリアで最も一般的に見られます。またワイマラナー、ジャイアントシュナウザー、ジャーマンシェパード、ジャックラッセルテリアなど様々な犬種で同遺伝子の異常が報告されています。ダルメシアンは元来変異型のホモ接合体を持っていましたが、近年はポインターとの戻し交配により遺伝子素因を持たない個体も登場しています。
予防と対策
尿石症予防のため、食餌はプリン体含有量の低いペットフードを与えてください。結石症を発症した場合は食餌療法を含む内科的療法や、尿路閉塞を起こした場合は手術により結石を除去する必要があります。
(参考文献)
Karmi N et.al.(2010) "Estimated frequency of the canine hyperuricosuria mutation in different dog breeds" J Vet Intern Med. 24(6):1337-1342.
Bannasch D et al.(2008) "Mutations in the SLC2A9 gene cause hyperuricosuria and hyperuricemia in the dog" PLoS Genet.4(11):e1000246
Karmi N et al.(2010) "Validation of a urine test and characterization of the putative genetic mutation for hyperuricosuria in Bulldogs and Black Russian Terriers" Am J Vet Res.71(8):909-914.
第7因子欠乏症
遺伝子名
判定結果となりやすさ
コメント
F7
クリア
標準
キャリア
標準
アフェクテッド
ややなりやすい
F7遺伝子がクリアのワンちゃんについては、F7起因による第7因子欠乏症は発症しないとされています。
コメント
F7遺伝子がクリアのワンちゃんについては、F7起因による第7因子欠乏症は発症しないとされています。
概要
血液凝固に関わるタンパク質(第Ⅶ因子と呼ばれています)が先天的に欠損するため、ケガなどで出血した場合に血が止まりにくいといった症状がでます。犬では明らかな症状が出にくく、動物病院での検査で偶然発覚するような場合が多いです。
予防と対策
罹患犬はケガなどの出血リスクを抑える必要があります。過剰出血などが起こってしまった場合は、輸血により代用血液の投与を行います。避妊・去勢・抜歯などの外科手術を受ける場合には、事前に獣医師に相談してください。
(参考文献)
Callan MB et al.(2006) "A novel missense mutation responsible for factor VII deficiency in research Beagle colonies" J Thromb Haemost. 4(12):2616-2622.
先天性筋強直症
遺伝子名
判定結果となりやすさ
コメント
CLCN1
クリア
標準
キャリア
標準
アフェクテッド
ややなりやすい
CLCN1遺伝子がクリアのワンちゃんについては、CLCN1起因による先天性筋強直症は発症しないとされています。
コメント
CLCN1遺伝子がクリアのワンちゃんについては、CLCN1起因による先天性筋強直症は発症しないとされています。
概要
筋肉を収縮させると収縮したままで弛緩せず、次の動作を行うのが困難になる、筋強直という症状が生後数週より見られるようになります。具体的には歩様の異常や、転倒・起立困難などの運動障害があらわれます。また、筋強直の結果、全身の骨格筋が肥大します。頚部の筋肉肥大により気道が狭くなり呼吸音が大きくなったり、嚥下障害などの症状もあらわれます。ミニチュアシュナウザーとオーストラリアンキャトルドッグで遺伝子異常が特定されましたが、近年の研究ではボーダーコリーにもオーストラリアンキャトルドッグ型の遺伝子異常がみつかりました。
予防と対策
過度な運動は避け、興奮などさせないようにしましょう。適度な運動は症状改善につながると言われています。また症状がひどい場合には内科療法により症状を緩和させることができます。一般に生後6ヶ月から12ヶ月で症状が安定することが多く、障害が重度でなければ長期的な予後は良好といわれています。
(参考文献)
Rhodes TH et al.(1999) "A missense mutation in canine C1C-1 causes recessive myotonia congenita in the dog" FEBS Lett.456(1):54-58.
Gracis M et al.(2000) "Dental and craniofacial findings in eight miniature schnauzer dogs affected by myotonia congenita: preliminary results" J Vet Dent.17(3):119-127.