骨異形成症
対象
遺伝形式
劣性遺伝(潜性遺伝)
概要
予後不良で重篤な疾患です。罹患犬は先天的にコラーゲンの生成がうまく出来ず、全身の骨や歯が脆弱です。そのため、罹患券は骨折のリスクが極端に上がり、ちょっとした衝撃であっても骨折をしてしまいます。通常生後3-4週頃から全身に痛みがあらわれはじめ、活動性も低下します。海外の報告では、罹患犬の多くは生後10週から15週程度で安楽死されています。
予防と対策
現在のところ有効な治療法はありません。キャリア個体同士の交配は避けてください。
参考文献
Seeliger F et al.(2003) "Osteogenesis imperfecta in two litters of dachshunds" Vet Pathol.40(5):530-539.
Drögemüller C et al.(2009) "A missense mutation in the SERPINH1 gene in Dachshunds with osteogenesis imperfecta" PLoS Genet.5(7):e1000579.