第7因子欠乏症
対象
遺伝形式
劣性遺伝(潜性遺伝)
概要
血液凝固に関わるタンパク質(第Ⅶ因子と呼ばれています)が先天的に欠損するため、ケガなどで出血した場合に血が止まりにくいといった症状がでます。犬では明らかな症状が出にくく、動物病院での検査で偶然発覚するような場合が多いです。
予防と対策
罹患犬はケガなどの出血リスクを抑える必要があります。過剰出血などが起こってしまった場合は、輸血により代用血液の投与を行います。避妊・去勢・抜歯などの外科手術を受ける場合には、事前に獣医師に相談してください。
参考文献
Callan MB et al.(2006) "A novel missense mutation responsible for factor VII deficiency in research Beagle colonies" J Thromb Haemost. 4(12):2616-2622.