GM1ガングリオシドーシス
対象
遺伝形式
劣性遺伝(潜性遺伝)
概要
ライソゾーム病の一種で、致死性の神経疾患です。国内では日本猫で発生が報告されています。生後しばらくは症状はありませんが、生後2〜5ヶ月頃から神経症状が出始めます。典型的な症状としては振戦、視覚障害、てんかん発作、小脳性の運動失調、眼振などの神経症状が現れます。生後1年以内に死んでしまいます。
予防と対策
現在のところ、根治的な治療法はありません。
参考文献
Martin DR et al. (2008) "Molecular consequences of the pathogenic mutation in feline GM1 gangliosidosis" Mol Genet Metab. 94(2):212-221.
Ueno H et al. (2016) "GM1 gangliosidosis in a Japanese domestic cat: a new variant identified in Hokkaido, Japan" J Vet Med Sci. 78(1):91-95.